神奈川県の看護師事情

神奈川県の看護師事情

 

神奈川県の看護師事情

 

神奈川県の看護師不足は全国でも最低レベルと言われています。

 

神奈川県の就業看護職員の実人数は、平成22年で66,676人(看護師:51,503人、准看護師:11,335人、保健師・助産師:3,838人)。

 

神奈川県の人口を約905万人とすると、人口10万人に対する看護師数は736.8人となり、全国でも最低レベルとなります(全国平均は1,089.2人)。

 

また、平成21年度に査定された「第七次看護職員需給見通し(平成23年度〜27年度)」によれば、神奈川県の看護職員数は、平成23年は14,050人不足、離職率や再就業者率の改善を見込んでも平成27年は1,778人不足すると、当面は看護師の不足状態が続くと言われています。

 

神奈川県でこのように看護師が不足している理由としては、神奈川県の人口急増に対して、看護師養成がついていけなかったというのが理由の一つといて上げられるでしょうし、東京都に隣接する県の一つとして、多くの看護師が東京都内へ流れているというのもあるでしょう。

 

そしてもう一つ驚きなのが、神奈川県の病院に勤務する看護職員の離職率が14%で、全国平均の11.2%と比べても非常に高い状況にあるということです。

 

その離職の原因として挙げられているのが、新人看護職員の場合は、養成施設で学んだことと臨床現場とのギャップによるリアリティショックが主な原因として挙げられていますし、ある程度の経験を積んだ看護職員の場合ですと、勤務環境の厳しさや子育て等が理由として挙げられています。

 

この様な現実を踏まえ神奈川県では、「ナースになるんだったら神奈川がいいよね」という神奈川県を目指して、「神奈川県における看護教育のあり方検討会」を開催し議論を重ね、平成24年12月7日に最終報告をまとめています。

 

具体的な取組みについては、この最終報告書をご覧頂きたいのですが、
・准看護師の養成のあり方
・就業看護師数の増加のための取組み
・臨床現場と連携した基礎教育の充実
・実践能力を伝えられる教員の確保・育成
・卒後教育体制の整備
・今後の県の対応について
等がまとめられています。

 

平成23年に黒岩氏が神奈川県知事に就任されてから、「医療のグランドデザイン策定プロジェクトチーム」が発足し、ミーティングを始めてこられました。地域独自の医療の在り方を考えていきたいというのがきっかけですが、上記検討会もその一つです。

 

今後、「ナースになるんだったら神奈川がいいよね」「やっぱりナースは神奈川だよね」を目指し、神奈川県として必要な取り組みを早急に着手していかれることを期待したいものです。

 

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