埼玉県の看護師事情

埼玉県の看護師事情

日本看護協会の看護師統計資料によると、2008年10月1日現在(ちょっと古いですが)の

  • 埼玉県の看護師の数は、33,033人。
  • 准看護師の数は、16,181人で、

    両者を合わせると49,214人。

  • これを人口10万人あたりの看護師数(人口10万対比)に換算すると、691.9

となって、この数値は、残念ながら全国最下位となっています。

 

ちなみに全国の人口10万対比の数値は、1,035.29人。
全国でこの数値が一番良い数字となっている高知県の場合、1,663.0人なので、人口構成で見た場合の埼玉県の看護師の数が如何に少ないかがわかります。

 

参考までに、同様の数値を医師数でも調べてみました。

 

厚生労働省の調査によれば、平成20年12月31日現在の埼玉県内の人口10万人あたりの医師数は139.9人で、これも看護師と同様、全国で最も少ない数値となっています。

 

単純にこれらの数値で判断しても、埼玉県の医療事情の恐ろしさが見えてきます。

 

埼玉県の看護師の数が少ないのは、人口に対する病床の数が少ないということもあるようですが、

  • 看護師の離職率が高い。この数値は全国値より悪い!
  • 埼玉都民」という言葉があるように、埼玉県内在住の勤労者の多くが東京都内で働いており、看護師も例外ではない。例えば、埼玉県立大学の看護学科の平成22年度就職者のうち、埼玉県内に就職した人は約半数という結果も、そのことを表している。

といった理由もあるようです。

 

 

もちろん、埼玉県としても上記のような問題点を解決すべく、積極的な取り組みを始めています。
看護養成所や病院内保育所の運営補助などを行って、看護師の育成や県内の定着率支援を行った結果、10年前の1.4倍となる約53,000人が看護職として活躍されるようになったということです。

 

しかしその一方で、看護師の資格を有しながら、結婚・出産・子育て等の理由で、現場から離れてしまった方も約33,000人いると言われているようで、このような看護師の方々が安心して復帰できるように、研修等を通じて最新の技術を習得できるようにする「看護師職場復帰支援事業」を立ち上げ、今後も上記33,000人の方に積極的にアピールしていくことも考えているようです。

 

また、「看護師等育英奨学金貸与制度」を充実させ、より多くの方が看護師としての技術を安心して取得できるようにする制度の取り組みも展開されているようです。

 

埼玉というと、東京に隣接しているせいか、就職・通勤、時には買い物に至るまで東京に依存する部分があり、医療分野もそのような傾向があることは否めませんが、今後の少子化や高齢化社会への突入という新たな問題を考えると、看護師の不足は深刻な問題であることには変わりありません。

 

既に看護師の資格を持っておられる方や新たに資格を取得された方が、出来るだけ埼玉県内で職場復帰や就職されるよう、埼玉在住の管理人としても、少なからず応援していきたいと思っています。

 

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