看護師の夜勤の72時間ルールについて

夜勤の72時間ルールについて

 

看護師として働くとき、必ずぶつかる壁が夜勤の問題です。

 

入院病棟を持つ病院に就職した場合、夜勤が必ずついてまわります。看護師の高収入の要素の一つともなっている夜勤は、看護業務をハードにさせているものですが、看護師に過酷な労働をさせないようにするために設定されているのが、夜勤の72時間ルールです。

 

夜勤の72時間ルールとは、入院病棟で働く看護師が夜勤のシフトを組む際に、月間72時間以上の夜勤をさせないように定めていることをいいます。もちろんここで、72時間以上というのは、一回の夜勤勤務で算定されるのではなく、1ヶ月のうち夜勤の時間がトータルで72時間を超してはならないという意味です。

 

72時間というと、長いように感じるかも知れません。しかし、一般に一回の夜勤では、当日夕方から翌朝まで病棟に入って、平均15時間前後の勤務時間を必要とします。72時間を15時間で割ると、およそ5回を下回る時間となり、現実には月間4回程度の夜勤までしか、認められないことになります。

 

当然ながら、入院病棟で働く看護師は、日勤、準夜勤、夜勤の3交代制でシフトが組まれていることが多いため、夜勤時間に制限を設けていないと、日勤や準夜勤後、すぐに夜勤に入らなければならないという、連続勤務の恐れが高くなります。また、複数の時間帯で勤務することによる、体への負担を考えた目的で定められているとも考えられるでしょう。いずれにせよ、交代制の看護師である限り、この夜勤の72時間ルールから適用を外すわけにはいきません。

 

そのかわりに、病院では、夜勤のみ働く看護師を採用するようにしています。夜勤専従看護師は、72時間ルールが適用されませんので、交代制の看護師とシフトをうまく組み合わせれば、現場の労働環境の質を維持できるからです。

 

このように、夜勤の72時間ルールは、夜勤勤務を多くして給料に反映させたいという看護師でない限り、働く側が気にする必要はあまりないというのが現状だといえるでしょう。

 

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