ケアマネージャーというお仕事について

ケアマネージャーというお仕事

ケアマネージャーとは?

介護保険のサービスを利用する人のために、その利用者の健康状態や生活環境を踏まえた上で、ケアのプランを考えるがケアマネージャー(介護支援専門員)です。今後、介護保険事業に携わりたいとお考えであれば、取得しておきたい資格です。

 

介護施設で働く看護師、ケアマネージャー

 

ケアマネージャーとして働くとなった場合、「病院勤務に比べて給料は下がりがち」という傾向はあるかもしれません。ただ、「日勤だけだから、働きやすい」と言えますので、家族や家庭をお持ちの看護師の方にとっては、働きやすい職場といえるでしょう。また、今までの病院とは違って、介護サービスをマネジメントするというお仕事になりますので、今までとは違った職種の人たちと関わることが出来るという意味においても、プラスになるでしょう。

 

 

ケアマネージャーの資格を取得しておきたい理由

この資格を取得することによって、介護保険サービスの流れが理解しやすくなります。また、ケアマネージャーの業務知識を学ぶことは、つまり、介護の本質をとらえることが出来るということにもつながります。

 

このケアマネジャーは、介護系の資格だけに、介護福祉士や社会福祉士のケアマネージャーが多いというのが実情です。しかし、看護師の資格を持ったケアマネージャーは、「病気の経過をよく理解してくれている」とか、「病院退院後にどんな経過をたどるかを予測したうえで、どのようなサービスが必要かを考えてくれる」など、利用者の方々からの評価が高く、喜ばれる存在と言えます。

 

 

ケアマネージャーの資格を取得するには

ケアマネージャーの資格を取得するためには、「介護支援専門証」を取得します。そのためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」を受けます。それに合格し、「実務研修」を終了すると、介護支援専門員の資格を得ることが出来ます。

 

ケアマネージャーは、看護師の資格以外にも、医師、保健師、介護福祉士、社会福祉士などの国家試験を持っていて、5年以上の経験を持つ人であれば、受験資格があります。看護師であれば、上記の国家資格を取得しているという条件はクリアしているので、受験することが可能です(但し試験は年1回のみとなっています)。

 

 

勉強の方法

保健師や助産婦資格取得の場合は、指定の学校へ行く必要がありますが、ケアマネージャーの場合は、このような指定の学校へ行く必要はありません。勉強の方法として、通信講座や専門の学校へ行くという方法もありますが、独学で勉強するという方法もあります。

 

受験料は1万円前後(但し、都道府県で異なります)ですが、受験者数は年々増加しており、合格率は、平成26年で19%となっています。

 

 

試験に合格したら

試験に合格したからといって、すぐにケアマネージャーの資格を得られるというわけではなく、都道府県によってあらかじめ定められている研修を受ける必要があります。この研修の内容は、基本的に、
・介護保険の仕組み
・ケアマネージメントの基本・技術
・介護予防支援
等が含まれています。研修期間は45時間前後です(詳細は、こちらをご覧ください)。

 

 

看護師のケアマネージャーのメリット

病院勤務時代の看護師の仕事は、病気になった患者のケアやサポートを行うことが主でした。しかし、このケアマネージャーの資格では、介護予防や予防医学についての知識を習得することが出来ます。つまり、看護師資格取得の中で、「予防医学」などの知識はある程度押さえてきたと思うのですが、実践という意味での「予防」を現場で習得することができるのです。

 

例えば、「栄養改善」という予防では、必要な栄養摂取のための献立提案の経験はあるかもしれませんが、介護の世界においては、利用者の好みや生活習慣などを考慮したうえで、実践しやすい形にアレンジしていくということが必要になります。そのためにも、介護予防支援に対する知識や技術の習得は、看護師の方にも大変勉強になることでしょう。

 

また、介護施設で働く看護師でよく言われるのが、介護福祉士や社会福祉士等の介護職員との間のコミュニケーション不足でもたらされる、役割分担や責任分担等に係る両者の溝。

 

利用者の生活支援という点においては、ケアマネージャー資格取得の際に含まれていた、介護福祉士に関するカリキュラムを学ぶことによって、介護職の立場をよく理解できるようになり、「看護」と「介護」の間の溝を埋めるという思考を取り入れ、スムーズな人間関係の構築に生かすことが出来るかもしれません。

 

 

まとめ

高齢化社会へと突き進む日本の将来を考えると、介護保険事業における看護師の資格をもったケママネージャーが、今後、益々重要になってくるでしょう。単なる介護のケアやサポートではなく、「看護+介護」の知識及び技術が、利用者に安心と喜びをもたらすことは、間違いありません。

 

収入という面では、看護師の時よりも下がるかもしれませんが、日勤だけという働き方は、家族や家庭をお持ちの看護師の方にとっては、とても魅力といえるでしょう。

 

介護施設で働く看護師、ケアマネージャー

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